2020年8月30日日曜日

うつ転のきっかけと対処の工夫・・・直木賞受賞作『少年と犬』(馳星周)を読みました


神田橋條治先生の直近の受診で印象的だった話。


うつに落ちるきっかけ自覚できた
 👇
うつの波は落ち着かせる
 👇
対処方法を工夫する


体の不調や環境の変化など、健康を害する恐れのある出来事があると、パニックになります。。そしてうつ転。。

それとは別に、原稿作業を毎日続け、疲れを自覚しても頑張って進めていると、次第に空回りが増え、焦りが募り、悲観的になってゆきます。。そしてうつ転。。

双極性障害との付き合いは十数年になりますが、きっかけが分かっていても、工夫が及んでいませんでした。


工夫…ねえ。。


ちょうど、原稿作業を続けた疲れを自覚してはいました。

今朝、作業を始めたのですが、疲れ切って進まないまでになってから休むのでは、これまでと同じだな〜と思い、思い切ってオフにしました。

途端に気分は上がり、読書に突入📖

昼過ぎまでかかり、直近の直木賞受賞作『少年と犬』(馳星周)を読みました。

一頭の犬を縦糸とした、犬と関わりを持つ人々の話。

ネタバレすると魅力が大きく減る類のストーリーだったので、、、感涙ポイントは言えません😎


人様が書いた物語を読むのは、楽しいですね〜🖋



2020年8月28日金曜日

Amazon.co.jpアソシエイト(アフィリエイト)、審査に必要な3件の紹介を達成できたようです


Amazon.co.jpアソシエイトという、アフィリエイトプログラムを、ブログに組み込んでいます。

読んだ本について書いた時などに、Amazonの商品のリンクを貼っているものです📖

リンクをクリックしてAmazonのサイトに入った方が、24時間以内に何か商品やサービスを買い物カゴに入れ、3ヶ月以内に購入すると、私がAmazonから紹介手数料をいただける、というものです。

前に長年やっていたブログ「あ、ひらおよぎ」では、いつかやりたい、と憧れながら、実行できずに終わりました。

今回、このブログを始めるにあたり、組み込んではみられたのですが、、、なかなか初めの実績が上がらず。

まあ、のんびり行こう、、、と思っていたら、Amazonから、「これから3ヶ月の間に3件の実績が生じたら、適するサイトか否の審査に入ります。生じなかったら登録からやり直してね」的な知らせが来てしまいました。

どーしよーーーー😰 って思っていたのですが、、、

おかげさまで、最初の3件を、達成できた模様です!

ご利用くださった皆さん、ありがとうございました😊💕

審査がもし通ったら、次の目標は、紹介料をAmazonポイントに替えることのできる、「500円」を、クリアーすることです😻

双極2型障害になって十数年。途中で職を辞して、収入のない暮らが長いので、こうした、自分で稼ぐ体験は、ほんとーーーーに嬉しいし、使って下さった方の思いも、ほんとーーーにありがたいです🌻

年収がたくさんあった自分のままだったら、、、こういう嬉しさや感謝の感覚を麻痺させたまま過ごしていたかもしれないですね。ブログで何かを発信しようとも思わなかっただろうから、読んでくださる方とこうして繋がることもなかったでしょうね👦👧👨👩


病気は嫌だけど、いいこともありますね🍉






2020年8月24日月曜日

双極性障害(双極症)の、躁とうつの気分の波と、バルプロ酸の量・・・神田橋條治医師のやり方

九州の伊敷病院で週に二日の診療をしている、精神科医の神田橋條治医師。

長年の憧れを経て訪問したのは、昨年春のことでした。

そこで言われたのが、


「あなたの診断名は「双極2型障害」で合っているが、飲んでいる炭酸リチウムとラモトリギンは合っていない。バルプロ酸が効く人だ。今の量は、、、、400mg/day」



炭酸リチウムもラモトリギンも、効いている感じはなかったけれど、入退院してから二年弱、ずっとその組み合わせと量だったし、さしたる不調もなかったので、驚きました。

帰ってから主治医の先生に相談し、結局、半年以上の月日をかけて、バルプロ酸に一本化しました。

それから数ヶ月して、今度は、神田橋医師の電話診療を受けながら、バルプロ酸の量を自分で調節することを、学び始めました。

そして今、、、

少し(👈「かな〜り」と書いて、改めた)、気分の波をコントロールすることができるようになった気がします。

いや、双極性障害(双極症)に苦しむ同病の人たちの多くがそうであるように、それはなかなか難しいのですが、、でも、わずかながら、手応えのようなものを感じているのも確かです。

このひと月で言えば、日量、200mgを基本として、高い方へ気分が振れ始めたらすぐ300mg、低い方へでも300mg、それでも抑えられていないと感じた時は、1度か2度、400mgを使いました。(細かく言うと、朝と晩に100mg刻みで、感じたり考えたりして
その時に飲む量を決めています)

頓服として使った薬はいろいろありますが、ベースとして使う薬をこうして臨機応変に使うのは、、、前の病気(初発時)が寛解していったときの、炭酸リチウムを止めるとき、以来です。


元来、薬は嫌いです。

でも、この頃、ありがたいと思うようになりました。


神田橋医師の初診の時、バルプロ酸が効く人には体調に応じて自分で量を調節しながら服薬するよう指導すると聞き、重ねて驚きました。

「自分で調節できるようになると、自信がついて、薬の量は減ります」

あれから一年強。

確かに、減りました。
同時に、減らなくてもいいやとも、思うようになりました。








2020年8月16日日曜日

『『名医』はどこにいる? よい精神科主治医にめぐりあうために』(加藤忠史)は、良著でした✨


読書が続いています。
今回は実用本。


『『名医』はどこにいる?   よい精神科主治医にめぐりあうために 』


著者の精神科医「加藤忠史」先生の名に馴染みのある方も多いかと思います。

双極性障害を専門とし、臨床と研究、そして啓蒙活動に至るまで、長年、熱心に活動されています。

加藤先生の著書は幾冊か読んでいますが、双極性障害をなんとかしたい、治る病気にしたい、患者の役に立ちたい、という熱を、いずれの本からも感じます。


・・いきなり余談ですが、著作のスピードがものすごく速い様子なんですよ。
・・それを反映してか、著書の数もどんどん増えていますね〜


さて『『名医』はどこにいる?』ですが、、、

質問の形をとったタイトルに対しての、本を通しての答え、、
結論から言うと、、


「だめ医者はいるけど、名医はいない。普通の医者で大丈夫だから、あとは患者が育てましょうね」



みたいな・・・
・・いや、それはさすがに大雑把すぎ、端折りすぎかな〜😄


私の体験。
「普通の医者」であろうと思いかかっていた精神科医が、実はダメ医者だった、と気づくまでに、1年半ほどの苦しい日々を要しました。

あれがなかったら、つまり、すぐにダメ医者と見切りをつけ、別の医者に移っていたら、ここまでこじれた病気ライフを送らずに済んだかもなと、今も思います。

そして結局、後年、「名医」を求めて、飛行機に乗って鹿児島まで。


加藤先生とは一度、精神疾患とは関係のない講演会の後で、会場で話しかけて立ち話をさせていただいたことがあります。

そして加藤先生も、神田橋先生とつながりがあります。


加藤先生は、ひねくれていない感じがする。周りの人を、社会を、信じられる道を、歩いてきたのだろうと、想像される。健やかな感じ。

一方、精神疾患で苦しむ患者の多くは、周りを信じていたことで痛めつけられた歴史を、多かれ少なかれ、根深く持っているだろうと思います。

そのギャップのようなものを、本を読んで、改めて感じました。

その文脈で言えば、神田橋先生も、どこかで痛めつけられているにおいがする。動物としてのヒトへの信頼が揺るぎなくある一方で、社会を、疑いを基本として見ているのだろうと感じる。ひねくれていると感じる😁


患者一般にとって、どちらがより良い先生か分かりません。「私は」神田橋先生のタイプに「今は」親和性を感じる、希望を見出している、というだけです。

そして、自分がかかるのはこの先生、とは、今はならない加藤先生のこの本ですが、分かりやすく、患者への愛情も感じられ、オーソドックス・スタンダードな内容で、神田橋先生に心酔する私の「歪み」をよく感じさせてくれる、そーいう意味でも、良著でした📖








2020年8月10日月曜日

2011本屋大賞受賞「ペンギン・ハイウェイ」は、愉快と悲しさみとが編み込まれた物語でした


夏休み、を決め込み、読書に勤しむ日々 🍉🍇📖🍹


 たまたま、本屋大賞の受賞作品が続きました 📖🏆本🏆


今度は2011年の受賞作、『ペンギン・ハイウェイ』 🐧🐧📖🐧


レンタルビデオのコーナーにアニメ映画が並んでおり、気になっていました。

先に原作を読むことに。


題の通り、ペンギンが出てくる物語です。

著者の、「森見登美彦」さんの作品は、十数年前でしょうか、『夜は短し歩けよ乙女』を読んだことがあります。

その時に感じた、不思議ワンダーランド的な印象を、少し薄めて、想定する読者の年齢層をずっと低くに設定した、感じの本でした。


そして愉快な中にも悲しみが・・


いや、悲しい主題を愉快な文体に乗せて表している・・?


読んでいる私の年齢の違いで感想も異なるでしょうが、『夜は・・』の、突き抜けた面白み、意味がない意味深さ、みたいな感じは、、、感じ、としては残ってはいるのだけれど、今作は、なにか、深淵なことを考えさせようとする意図のようなものを感じました。

でも、それがなになのか、今ひとつわかりませんでした(作品の出来不出来を評する以前に、読みながら、あるいは読んでから、吟味していません)。


しかし、、毎度思いますが、作品の世界の破綻のなさや、文章のうまさ、リズムの良さ、誤字脱字の少なさ、その他もろもろ。


一人で作成・制作しているわけではないと分かりながらも、すごいですね〜


次は映画を観ようかな、と思って、店頭でDVDのジャケットを見ましたが、原作のイメージと絵の感じが異なるように感じました。まだ中身を観ていないでの、感想ですが 📀🐧









2020年8月7日金曜日

2020本屋大賞受賞「流浪の月」・・悲しく切ない物語でした


図書館に行ったら「予約の本が届いていますよ」と言われ、数冊の本を渡されました。

その一冊が、、覚えがない。

なんだっけ? 

表紙に「2020本屋大賞受賞」って印字されたシールが貼ってあるけど・・


このところ、著作を読んだことのない作家さんの本を読むのがブームです。

「凪良ゆう」さん。読んだことがないので、読んでみました。



登場人物たちの多くが傷を抱えている。
どうしようもないそれとともに、悲しくも生きている。
そんな物語でした。


小説って、なんのために読むのだろう。
なにを提供したくて、書くのだろう。

凪良さんは、おそらくかなりの時間と労力を捧げたこの本を、
どんな感情や思いを読者の中に起こしたくて、書いたのだろう。

そんなことを考えました📖


2020年8月2日日曜日

疲れの主因であり、回復の主因でもあるもの = 執筆

前回(7月24日)の記事で「疲れたのでしばらく休む」旨を書いた、小説の執筆🖋

執筆を離れるとともに、久々にローに突入😨したのですが、、、

ローにいると、執筆をする気力が戻る日はないと思えてしまいます。

今回もそう思いかけたのですが、、、

少しだけ安定した隙に、「ローから抜けるために」作業を再開してみました🖥

それが28日のこと。

8月2日(今日ですね)までは休もうと思っていたので、かなーーりのフライングだったのですが、淡々と作業でき、結局そのままゆるゆるとローから抜け出せて、1週間以上はかかると思っていた作業を、4日間で終えることができました🎂


・・なんか不思議〜


無理をしてしまい疲れてローに入る、その主因であることの多い、執筆。
それがそのまま、ローから抜け出して安定する主因にも、なるのだな〜と。

     🏄  🏄 🏄


薬には必ず副作用がある、と神田橋先生が書いていたことを思い出しました。


私にとって、執筆は、薬でもあるのだなと、思いました💊




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