2021年4月22日木曜日

執筆十数年にして・・ 精神科閉鎖病棟を舞台にした小説の完成形が望めてきました

 

基本、気が短いと自認している私の、気の長〜〜い話。


双極性障害の初発の「終わり」は、あることを人々に伝えることが使命、とのさとりとともに訪れました。


・・・でも、どうやって?


思ったすぐあとに、「あ、書くだ!」と、納得しました。


それから机に向かい続けて十数年(長っ💦)。


はじめに手をつけた、一応は「完」まで書けているひとつめの物語は、いろいろあって、眠っています。


今やっているものは、二作目。精神科閉鎖病棟を主たる舞台にした小説。


「一応」書き終えたあとの、長い長い編集のタタカイを、知り合いご夫婦の編集協力と友だちたちの応援をいただきながら進めています。


そして昨日。

最終章の編集の方向性が定まり、物語の完成形が、見通せました!


面白い、、、、、ものになるといいな。


自分にとっては面白いものになってきたけれど、人さまが読んでくださった時に、どう感じ、なにを考え、どんな形で、人生をより納得するものとするための糧になるのか。


これまで雲の中に隠れていた山頂を含めての、登っていた山の全景がやっと見えたというだけで、まだまだ道は遠く険しいですが、読んでいただける日が楽しみになりました😍✨


2021年4月17日土曜日

「物語のものがたり」梨木香歩さん を読んでいます。


前々回の記事は、

物語を信じる。物語の力を信じる。精神療法面接でも・・」 

でしたが、タイミングよく、梨木香歩さんの最新刊であるこの本に出会いました。




わたしが病の中で失っていた「物語」を再び得ることになるきっかけの、大きなひとつとなったのが、梨木さんの書かれた小説です。

出会いは本屋店頭の平台。

いわゆるジャケ買い。こちらの、文庫本。





かわいくありません!? 一目惚れでした。

わーっと手が伸び、中の文をチラ見したとたん、「これ好き!」と。

これほど吟味せずに本を買ったのは初めてでした。

そういう、直観に従うことを練習している時期でもありました。


それから梨木さんの本にのめり込み、以降、ほとんどのご著書を、拝読しています。


「物語のものがたり」の前半は、イギリスを舞台にした古い小説「秘密の花園」についての考察でした。この部分は過去に小冊子版で読んだことがありましたが、、、文を書く生活を続けて来て再読した梨木さんの文の、内容も文章も、美しいこと!!

いくら頑張っても自分が永劫にこの域に達しないとすぐに分かる、、でも、、そう言っているわたしよりも梨木さんの方が、これまでも今も、より「頑張って」いらっしゃるであろうこともすぐに分かる。。

子どものころ、「読書感想文」というものが苦手でした。
「秘密の花園」についての考察は、読書感想文の頂点、お手本、と感じました。

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