気持ちの深いところにそれなりに大きな変化が生じ、新たな方向への流れが現実に現れる。
その狭間に、わたしはよく、部屋の片付けをしたくなります。
15年近く前の、双極性障害に落ちるころ。
子どもの頃からずっと机周りの片付けが苦手であることを、コーチングを仕事としている友だちに愚痴ったあと、彼女が紹介してくれた本が、・・
「気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ」
リズ・ダベンポート(著)、平石律子(訳)
でした。
そしてこの本に書かれていた方法が、わたしの困難の本質を解決したのでしょう、書かれていた通りにやってみたら、自宅の机も当時通っていた会社の机も、すっきりと片付き、以降、一度も「ぐちゃぐちゃ」に戻りませんでした。
そして先日たまたま見かけた本が、こちら。
「家がぐちゃぐちゃでいつも余裕がないあなたでも片づく方法」
KC・デイビス(著)、村井理子(訳)
タイトル、似てますよね!?
懐かしさ(違う本だけど)と、表紙のイラストの、なんか分かる!感から、手に取り、パラパラして、、我が家は「ぐちゃぐちゃ」ではないけれど、「いつも余裕がない」なぁ、と思いながら、読み出してみました。
そうしたら、、、面白い〜!
著者は、薬物依存で苦労した経験をもつ、ADHD当事者の、二児の母。
いわゆる健常者に向けた「片付け本」とは違う、精神的な不調からくる肉体的な動けなさ、がある人の観点からの、同質の困難を持った人に向けての片付け本が、ありなのか!!・・と、わたしにはそこがもっとも参考に、刺激に、なりました。(発達障害の人に向けての生活の工夫を記した本がたくさん出版されていることも、知ってはいましたが)
そして、著者の苦労の体験も、体験から気づきへの道も、気付いてから先の、一見遠回りと思える、でもそれを経て初めて自分の姿が鮮やかに見え、工夫が生まれ、現実が解決してゆく、、、道のりが、、、
まさに自分が(著者と似た特性について)終えようとしている一連で、、、住む国も民族も性別も年齢も違いながら、同じ困難から同じ道を歩み同じような解決に至ったのだなと、、、それがこうして翻訳されて日本語で読めるという、、この体験が「日本に住み日本語を読む(精神的な困難のある)人」にも共感を得られ、工夫が「〃」にも有効であろう、というマーケティング上の読みを、出版社がしていることも、、、興味深く感じました。
さて、「自己啓発」本の読後にありがちな、、
すごい! 感動した!! 人生変わりそう!!!
・・で、、、やった気になり、、、なにもせずに終わる、、、、に、、、本として十分に面白かったし、なってもいいかぁ〜🐈
(思い込みが解かれる、ハッとするコツが、たくさん書かれていました。その通りに活かすのもいいけど、わたしはわたしなりの工夫を生み出したい!と、創造の方へ背を押された感じです)
(もう手に入らないかなと思ったら、ありました! 良著は長く売られるのですね〜。恩のある本です)
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