2022年11月2日水曜日

テレビ番組のお知らせ・・ハートネットTV「虐待の“後遺症”を抱えて(1)「成人後の生きづらさ」」

 

今夜放送予定のテレビ番組です。


2022年11月2日(水) 午後8時00分 〜 午後8時30分

NHK Eテレ ハートネットTV

虐待の“後遺症”を抱えて(1)「成人後の生きづらさ」

番組のサイトはコチラ


内容は、「複雑性PTSD」についてです。


・・これなんですよね〜。


神田橋條治医師の初診で、わたしにそれがあると指摘されたPTSDは、説明にこの用語を使ってはいませんでしたが、これのことでした。


そして当時通っていた精神科病院の主治医が、神田橋医師からの手紙で、それを知らされながらも、わたしの状態が「PTSDの定義にあてはまらない」と、双極性障害として診断されている不調の基盤にそれがあることを認めるのを拒んだのは、従来いわれてきたPTSDです。


本質から考えれば、原因も症状も同質異形、相似、であり、医学用語として定義してしまったことで、あるいは、統計上やビジネス上の線引きのために作った(誰がたどっても同じ結論となるように作られた)定義を、治療上の効果を目的とすべき臨床の中での診断基準として流用したことで、定義から外れた形のそれを持った人たちの苦しみが、理解されずにきたのだろうと思います。ていうか、、理解できない、目の前の患者に起きていることの見えない、専門家を多く生んでしまっているのだろうと思います。


神田橋医師にそれの存在を指摘され、同時に、自分でできる対処方法を教わったこと。


その後、その主治医から見放され、戻った先のクリニックの医師が、その用語は使わずとも、そこを常に意識した、療養の提供を心がけ続けていてくれていたこと。


それらが幸いして、わたしのそれ(複雑性PTSD)と、それが下支えしていた双極性障害とは、(と、分けることすら、この場合は医学用語、医学のパースペクティブ、に染色されていて、すでにおかしいのでしょうけど)寛解に向かったのだろうと、今は思います。


臨床家ではないわたしには、自分が体験したことを敷衍して考えるしか、能がないけれど、、ここが軽減されることで、わたしのような双極性障害に限らず、心身に渡る、長期に渡る、長年の不調が、軽減される人が、この先たくさん出るのではないかと、思っています🐈


難しいかと思ったら、対談の収録であることもあってか、言葉が容易なうえに面白く、一気読みでした。PTSDを持つ人たちへの、愛情や尊敬、というものを、治療者たちから感じ、それだけで癒されました。いまの日本での、複雑性PTSDについて行われている治療のバリエーションと、治療者による見方の違い、について俯瞰を得られました)


(上の本は、この、下の本の発売にあわせての座談会を、収録したものでした。それを知り、こちらも買いましたが、、、自分の症状が軽減したことでやや興味を失い、、、面白そうですが、いまのところ未読です)


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