2020年4月22日水曜日

双極性障害(双極症)の人の養生としての、料理

入院していたときの話。

不安にとらわれなくなるにはどうしたら良いかと主治医にたずねたところ、一つの養生法として、「マインドフルネス」を勧めてくれました。 

「一人で学ぶのに良い本はありますか?」
「それでしたらこちら。副題は少し怪しいですけど、全体が見渡せて、初めて読むには良い本です」


 


読むのは楽しかったのですが、実践の方は、なかなか長続きしません。ときおり思い出しては、やるのですが・・

一つことに長く集中するよりも、あれこれ同時に進める、それも、目新しいことにチャレンジする、ことが脳に合っている、つまり双極タイプの私には、「料理」も、不安から離れる養生になります。

料理は、神田橋條治医師が著書の中で、また、その教えを汲む、以前長くお世話になっていたE医師が面接の中で、勧めていました。

たまたま、ここ数日、料理の本を読んでいまして。
優しい内容に、俄然やる気が出て、今日は本を参考にして、野菜スープとポップコーンを作りました。


料理をする間は、五感と体を使い、意識は目の前の料理に集中しますよね。そして、頭で考えるよりも、感じたり察したりしながら、手を動かしてゆく。


それは、「今ここ」に「ない」ことに意識がとらわれ、考えるばかりで体が止まっている、典型的な不安の状態と、真逆です。

今日はその状態を目指して料理をしたわけではないのですが、振り返ると、やったことのない、目の前で刻々と展開してゆく料理に、五感はフル動員。心身は今ここに没入しておりました。

そしてそのお味は!(笑)

いや〜、旨かったです。ついでに、野菜スープもポップコーンも、出来合いの物を買うより、遥かに安上がりでした〜。


不安から離れる訓練となり、お腹が満たされ、かつ、食としても養生法としても安上がり。


不調でできないことも多いけど、できる時は、料理、いいですね〜

2 件のコメント:

三毛ニャン さんのコメント...

コロナに気を取られていて、コメント欄を見ていませんでした。
ごめんなさい。

老人向けマンション(平均年令80+α)150人をコロナから守るべく、母親の介護のために住んでいる50才の薬剤師さんと二人で頑張っております。

三毛ニャン

明風(あけかぜ) さんのコメント...

三毛ニャンさん

どこがどう変わったのか、自分でもコメント欄に投稿できるように、やっとなりました!

って、もうここを読まれることはないかにゃん。。

そちらの繁盛ブログでお返事させていただいた記憶がありますので、お許しを〜

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