2022年6月8日水曜日

馬鹿なわたしの明晰な夢・・・双極性障害の再発による精神科閉鎖病棟への入院を描いた小説の完成形


 かねてより理想形を探していた未来図がいま結晶した感じがあったので、備忘として書いておきます。


わたしは自分がとっても馬鹿だと思っています。

そして、馬鹿なのでこれしかできないこと(精神疾患をテーマとした小説の執筆)をしていると思っており、

このごろはそれが、馬鹿にしかできないことでもあったのだなと、思えています。


以下、上梓された小説の概要(明晰なる夢)です。


【作品紹介】

タイトル・・「**」

内容・・溺愛していた一人息子の門出と、双極性障害の「治癒」体験を上梓しようとしての九年間に渡る執筆の行き詰まりが重なり、病を再発した主人公。自殺企図を繰り返し、精神科病院の閉鎖病棟に医療保護入院となる。修正型電気痙攣療法を受けつつ保護室で暮らす日々を経て、ストレスケア病棟に移り、大勢の職員や患者との交流、家族との繋がり直しのなか、安定を得て退院する。

著作・・明風(あけかぜ)

解説・・神田橋條治(精神科医)

編集・・渡辺明美(編集者)、北村暁子(編集者)

装画・・石川九楊(書家)

出版・・ライツ社

受賞・・「絲山賞」「メンタル本大賞」

映像化主題歌・・宇多田ヒカル(アーティスト)


🐱

双極性障害の初発のなか、今は亡き(同病の)父に、「本当にやりたいこと」(その時はある形のカフェ経営でした)を初めて打ち明けたとき、「夢みたいなことばかり言っていないで、いいかげん現実を見ろ」と、きつく諭されました。


諭されたその「やりたいこと」から桁違いに(現実的でない、という意味での)「夢」らしくなった、今の夢。


夢の中で積む積み木も夢中で積み上げ続ければ現実に姿を現すと信じて。


たくさんの人たちの有形無形の応援を得て、第二稿がとりあえずの「完」に至り、不調のためを除けば初めてのように長く休んでいるいま、明確に見えた(明日には変わるかもしれないけれど)完成形。


どこが(どこか)この通りになるかな〜


(お名前を出させていただいた個人ならびに法人の方々にはなんのお知らせもしておりません。敬称もつけずで。。すでに世間に知られた方々ということでお許しください🐰)


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