2022年6月3日金曜日

「療養」とは、双極性障害が寛解する(だけの)道、と思いきや、、、


ブログの新しい記事をアップする間隔が長くなっています。


その背景のひとつは、ここ半年ほど、きつい症状に苦しめられることも、大きななにかに気づいて寛解への行程が一足飛びに進むこともない、つまり、ここで伝えたいほどの「病気」「療養」がらみの話題がないこと。・・と思っていたのですが。。。


どうも違って、内側で大きな変化が生じており、それに気力を取られて、行動にそそぐ力がなく、一見、穏やかに見えるのではないかと思えてきました。別の面から言えば、大きな変化の渦中でありながらなにが起きているのか自覚していなかったため、記事にすることを思いつかずにいた。


「変化」の主柱は、「母との関係」です。


実際の母との関係に先立ち、記憶や体感の中に残っている母との関係が、、、、なんていうんだろう、、、


成長の過程(胎児期→乳児期→幼児期→学童期→・・)でそうなる理由があって、染み付き、固まった、母との関係。母を真似したり母に教えられたり母に叱られたり母に褒められたり母に拒絶されたりした体験をもととして、内在化し、自覚が薄れたまま在り続けていた、たくさんの「パターン」のようなものに、かすかな違和を覚え、、、、見つめているうちに、自分の日常を自動制御しているたくさんのパターンが明確になり、、そしてそれらに疑問を持ち、いちいちの正当性が揺らぎ始めた感じ。


なんていうか、、、これまで「AならB」の反応で、疑うどころか自覚することもなく進んでいた、認知や反応や行為が、そのいちいちに、非Bの(たくさんの)選択肢が、現実に取り得る(かもしれない)道として、現れてきている感じ。


自分の主たる病は「双極性障害」であり、精神科の受診を初めとする療養の行為は、それを寛解させる目的で行ってきたつもりでしたが、、、、


数年前に、主に父親由来のPTSDの存在に気づき、対処を重ね、それが緩んできたら、それよりも深いところにあった、母親由来の・・・縛り? が浮かんで見えてきて、双極性障害になったことやその遷延化を含む人生の不調への大きな影響に、気づいてきた感じです。


「双極性障害」って、わりとシンプルな病気だと思うのです。

それをこうしてこじらせてきた原因が、少しずつ現れてきている感じ。

あるいはこじらせてきた原因があれこれ姿を現したことで、芯にある「双極性障害」のシンプルさに気づいた感じ。


まとまりのない記事ですみません。


なんか、、、そうそう、PTSDが「進入禁止」でその対処の結果が「禁止解除」だったとすると、今回は、「直進のみ」や「右へ進め」「左へ進め」がたくさんあって、窮屈でしかたないけど混乱はしなかった道から、そうした規制が少ない道に出つつある感じ。


すごく根本的な解決が生じつつあるように思う一方で、、

なにをするにもしないにも選択肢の渦に揉まれて船酔い気分な日々。。

いま自分が薬を飲む理由に「選択肢を減らす」が大きくあります。

てことに気づいたら、これまでも、薬を必要とした気分に「選択肢を減らす」が大きくあったこにも気づきました。

そしてそれなりに長い時間がかかるでしょうが、母縛りを抜け、選択肢の広さにも慣れると、必要な薬の量がかなり減るかなと、思っています。


・・人生の自由度があがる、のかな〜


とても怖く、かつ、とても楽しみです。


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