オフで雨の午後は、積読(つんどく)の山の標高を下げてゆくのにぴったり。
先ほど読みえ終えた一冊は、
『同じことをしてもうまくいく人いかない人』
著者は、「化粧品・健康食品会社・・創設者」で、たくさんの自己啓発本を世に出している、「斎藤一人(ひとり)」さんと、その「弟子」の「舛岡はなゑ」さん。
斎藤さんの本はこれまでもたくさん読みました。おそらく口伝や講演録をもとに編集者やライターの方が編んだものが多いと想像(あくまでも想像です)しますが、軽妙な口調で、要点のみに焦点を当て、分かりやすいフレーズで説教するスタイルは、気軽に読めて楽しく、読後すぐに「取り入れてみよう!」という気になります。
今日、印象に残った一文。
「嫌いになるほどには、練習しないこと」
その前後を引用します。(舛岡さんが語っている部分です)
「一人さんと一緒にいるときに、ゴルファーになりたいという中学生の女の子に会ったことがあります。「どうすればプロゴルファーになれますか?」と、その少女は一人さんに質問しました。(略)
「ゴルフを好きでいること。嫌いになるほどには、練習しないことだね」(略)
ちなみに、この少女は本当にプロゴルファーになりました」
なんか、いいですよね。
いや、現実には、嫌いになるまで練習した結果、プロになれた人の方が圧倒的に多い、、のかも知れません。でもなにか、真実はこちらにあるような気がする。なにか、、、魅力の要素のようなものを感じました。
子どものころ、スポーツ系も芸術系も、色々やりました。やらされました。でも、父親が、なにごとも真剣に、限界まで、頑張らないと、許さない、というタイプの人で、、、
当時は、スポーツ系の指導者にも、同類が多く、、、
ありがちな顛末ですが、成績はそこそこ上がったけれど、嫌いになってしまった。そして楽しい思い出ではなくなった種目もたくさんあります。
父が他界し、自分が当時の父の年になり、もうその、倒れるまでやって初めて許される、の感覚から、卒業してもいいのだよなとは、繰り返し思ってきました。
でもやっぱり、今なお、主には(早く収入に結び付けなければというプレッシャーのある)原稿作業で、そして他にも、健康の面や家事の面でも、嫌になるまで頑張ってしまっているなと、このフレーズを読んで思いました。
斎藤さんとは業界が異なりますが、神田橋條治医師も、教えを分かりやすい箴言として、たくさん書かれています。
文書で触れる達人たちのそれらは、「右」を勧めるものもあれば「左」を勧めるものもありで、どれが正解というものではないですけど、だからこそ、人の意向に合わせる傾向がありつつも、自由が好きが基本、の双極タイプの私には、縛られずに好きなものだけを取り入れられる、いい教育、でもあるように思います。
原稿の山を越えようと、またしても嫌いになりそうなまでに資料とパソコンにかじりついていたこの頃。
このタイミングで、楽しみというより休養としてとったオフで、積読山の中にこのフレーズが潜んでいた。
本との出会いは面白いですね☆
5 件のコメント:
もし宜しかったら、http://blog.livedoor.jp/mds25/archives/58433236.html を読んで頂けないでしょうか。
そして彼の過去のブログも数日分だけでいいから読んで欲しい。
お金の管理すらできなくなった躁鬱用患者で、一週間分づつのお金を福祉?から渡して貰っている。
でも、週末になると「財布には〇円しか入ってない」とか書いている。
それが急にフィクションが書けたということに、正直私は驚いている。
三毛ニャン
コメントありがとうございます。
朝、布団の中でコメントに気づき、そのまま、紹介した頂いたブログを日付をさかのぼりつつ読み、また、その中で紹介されてた「カクヨム」の方は全ての記事を読みました。
いや〜、、、なんだろ、、なにか、先にいただいた「カフェイン」の話と同様、今の自分に必要ななにかを、伝えていただいた気がします。
「なにか」が何か、まとまった形にはなっていませんが、、、
そうですねぇ、、、自分の体験(症状にせよ、受療や養生にせよ)が普遍性をもつなにかであるような気がして(このブログも含めて)創作に励んでいるのだけど、、表面的な部分の観察や考察にとどまっていては普遍性には至らない、、、、ってあたりを、、思い知らされたかな。
あ、きょうげつさんの発言や「フィクション」作品の深さ、みたいなことを言っているのではありません。きょうげつさんの来歴と現状を垣間みて、私の発言がこの方の人生を少しでも良くする方向への材料に、果たしてなるのだろうか、と思ったのです。
・・・なんか違う! なんか違うけど、、「なにか」の周辺をうろついてはいます。
「フィクション」。
三毛ニャンの文体は昔から安定していて重い題材でも楽しく伝えてくださり、文才あるな〜って感じるし、伝えたいこともたくさんお持ちのように見受けるし、直接伝えることは周りとの軋轢上、憚れる体験でも、フィクションの姿に変えればそこはクリアーできるし。
三毛ニャンも同好の士になりませんか〜☆
三毛ニャン
返信コメントありがとうございます。
互いのブログの共通の読者(っていうのかな)さんもいるだろうから、公開しない方がいいのかな? とも思いましたので、とりあえず公開は保留にしてあります。
もし「全然オッケー、公開して!」ってことでしたら、ご連絡ください。
状況を知って、ブログを読む楽しみ、行間を読む楽しみが増えました。
いやぁ、、、詳しい背景は分かりませんが、私も同じように気を使ってますよぉ。
その工夫として「私小説」の形をとるのに行き着いた、って経緯です。
共通することが多くて面白いですね〜
非公開の配慮、ありがとうございます。
明風さんのコメント欄を読ませて頂いていると、けっこう共通している読者さんからのコメントがありまして、、、
何故なんでしょうかねぇ?
三毛ニャン
早速のお返事ありがとうございます。
それはですねぇ、「あ、ひらおよぎ」の時もそうでしたが、同じ運営サイトのブログ間での横のつながりの仕組みのない「blogger」を使った、このマイナーーーーなブログを読みにきてくださる方のかなりの部分が、三毛ニャンさんのサイトから来てくださっている方、なんですよ〜。それと、これは先日気がついたのですが、私が検索して同病の方を見つけて遊びにいった先の数人も、三毛ニャンさんのブログを初めて知った時と同じ、ランキングサイトにあった方、なんですよ〜
てことで、元を辿れば、おもには三毛ニャンのおかげで知人以外の読者もいる、このサイトなのでした〜
感謝〜☆
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