2020年10月11日日曜日

坂口恭平『自分の薬を作る』刺激的でためになる本でした。

 双極2型障害で、神田橋條治先生の治療も受けたことのある作家さん、坂口恭平さん。

以前から名前は知っており、ブログや雑誌の記事を読んだことはありましたが、今回初めて、著書を一冊読みました。

『自分の薬を作る』

タイトルからして、いいですね。

双極性障害のため長く薬を飲んできたけれど、日々の習慣を、自分にあったものに変えてゆくことで、薬からも医療からも卒業した、という流れの延長で作られた本でした。

神田橋先生がかねてから言っている、躁うつの人は「窮屈が苦手」ということを、そしてバルプロ酸が効く人は「工夫」して「結果」を得ることが養生になるということを、まるまる生活に生かしたらこーなる、という、見本のような、内容であり、企画でした。

面白かったです。

私も、少しは工夫していたつもりだけど、ここまで徹底してやったら、違う世界が見えてくるかな〜

まあでも、自分は自分、それこそが、薬。。

良い本は、人生の流れを妨げていた、見えない岩のようなものに、気づくきっかけになりますね。



0 件のコメント:

「今すぐ使える 誰でもつかえる  フラッシュバック対処と予防: アメリカ発 トラウマのプロが教えるフラッシュバックのすべて」

本の紹介です。 アマゾンへのリンクになっています。 ブログを書くのが久しぶりすぎて、画像がうまく貼れません。。 「 今すぐ使える 誰でもつかえる  フラッシュバック対処と予防: アメリカ発 トラウマのプロが教えるフラッシュバックのすべて 」(服部信子) 著者の服部さんは、異業種か...