双極2型障害で、神田橋條治先生の治療も受けたことのある作家さん、坂口恭平さん。
以前から名前は知っており、ブログや雑誌の記事を読んだことはありましたが、今回初めて、著書を一冊読みました。
『自分の薬を作る』
タイトルからして、いいですね。
双極性障害のため長く薬を飲んできたけれど、日々の習慣を、自分にあったものに変えてゆくことで、薬からも医療からも卒業した、という流れの延長で作られた本でした。
神田橋先生がかねてから言っている、躁うつの人は「窮屈が苦手」ということを、そしてバルプロ酸が効く人は「工夫」して「結果」を得ることが養生になるということを、まるまる生活に生かしたらこーなる、という、見本のような、内容であり、企画でした。
面白かったです。
私も、少しは工夫していたつもりだけど、ここまで徹底してやったら、違う世界が見えてくるかな〜
まあでも、自分は自分、それこそが、薬。。
良い本は、人生の流れを妨げていた、見えない岩のようなものに、気づくきっかけになりますね。
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